大切な思い出です。
高校最後の文化祭、私たちのクラスは「思い出に残るものを作りたい」と話し合い、全員でお揃いのオリジナルタオルを作成することになりました。文化祭のテーマに沿ったデザインを取り入れながら、タオルの中にクラス全員の名前を組み込むアイデアが出たとき、みんなが「これだ!」と一致。全員で参加して作れることも、決め手の一つでした。
デザイン担当のクラスメイトが中心となり、まずは全員から意見を募りました。「クラスの象徴になるようなマスコットを描きたい」「目立つようにカラフルな色合いがいい」など、さまざまなアイデアが飛び交いました。最終的に、クラス全員の名前を中央に配置し、その周りを学校のテーマカラーで囲むデザインに決定しました。また、文化祭当日に配布するパンフレットに合わせたフォントを選び、統一感を持たせる工夫もしました。
オリジナルタオルの作成は、インターネットで注文できるサービスを利用しました。注文時には、デザインデータを入稿したり、色の仕上がりイメージを業者と相談したりと、初めてのことばかりで少し苦労しましたが、完成品が届いたときはクラス全員が大歓声を上げました。デザイン通りに綺麗に仕上がり、布の肌触りも良く、大満足の出来でした。
文化祭当日、私たちは全員お揃いのタオルを肩にかけて準備や出店を行いました。お揃いのタオルを身に着けていると、不思議と団結力が高まり、普段あまり話さないクラスメイトとも自然と笑顔で協力することができました。さらに、クラスメイトだけでなく他のクラスの生徒や先生からも「すごく素敵なデザイン!」と褒められ、誇らしい気持ちになりました。
文化祭の準備から当日まで、オリジナルタオルを作る過程はクラス全員の絆を深める良いきっかけになりました。このタオルは、文化祭の思い出だけでなく、高校生活そのものを象徴する特別なアイテムになりました。